さよならしきゅうを読んだ
昨日Twitterで流れてきた漫画。
Twitterでちょっと公開されているのを何気なく読んで、Kindleのサンプル版をダウンロードして、速攻Kindle版を購入。
寝ている娘の隣で読んだ。これです。『さよならしきゅう』。
絵がかわいいし、ストーリーが軽快ですごく読みやすい。
スルスル読める中に、たくさんの不安と、それをなんとか抑えようとする表現がたくさんはいっていて、切迫早産の入院を思い出しながら読みました。
(病気の入院ではなかったけれど、みんな無事産めるかという不安の中過ごしている入院だったから)
作者の岡田有希さんは、数年前にパニック障害を経験されていたので、とにかく
不安に潰されてはいけない・・・!!!!
という描写が多いです。
不安と戦った経験があったから出来たことだなと。
その経験なしで急にがんを宣告されたら、なんのガードもできずに不安に飲み込まれるだろうなと想像しながら読みました。
わたしなら、どうその不安と向き合うかなって。
それと、告知を受けた次の日が弟さんの結婚式っていうのも。。
そうなんだよなぁ。
突然日常に「どうもーー!」みたいな唐突さで病気がやってくるんだよなぁ。
実際は徐々に症状が出てたのかもしれないけど、病名がつくって衝撃はドーーーーーーンと日常に現れるんだよなぁ。
それがよくわかるエピソードで、そのときの心情も丁寧に描かれていて、あぁ実話なんだなと感じます。
当時2歳の娘さんがいて、話の中にちょいちょい出てくるのですが、この娘ちゃんが
ものすごくかわいい!!!!!!!!!
表情も、おしりふりふりも、とにかく全部がかわいい!!!!!!!!!
はわぁ〜娘ちゃんかわいいわぁ〜。
うちの子もめっちゃかわいいわぁ〜。
(隣で寝てる)
娘ちゃんにほのぼのしながら読んでいたので、話の後半に出てくる、ママが入院した後の娘ちゃんの話がね・・・。
思わず、隣に寝てる娘にギュってくっついて泣いたよね。
旦那さんもいるし、優しいご両親もいて、娘ちゃんのことを心配していなかったという岡田さんなのですが、実際の娘ちゃんは小さい体で自分なりに状況を処理して抱え込んでいたのだなと。
体が小さくても、心は小さいわけじゃないんだな。
娘ちゃんも必死だったんだな。
もうほんとに、ママと会えたときの表情を描いた1コマから目が離せなくて、泣きました。
娘に兄弟をつくってあげられない苦しさ、多分一生胸にくすぶり続ける苦しさで、岡田さんの子宮全摘による苦しさもカケラかもしれないけれどわかるなと思いました。
とか書いてると読むの辛い系にとられそうだけど、マンガとしてすごくおもしろいの!!!!!
マンガとして面白くて、スイスイ読みながら、がん患者さんとその家族について知ることができます。それを知ろうと思わなくても読みやすい。
パニック障害経験者の方が、違う病気になったときのメンタルどうするかって点でも参考になるんだと思うんです。
今は『さよならしきゅう そのあと』を連載中だそうなので、そっちも買って読みます。
作者の岡田有希さんに、AFTER5インタビューしたい。
病気になったその後の小さな希望を伝えたいという気持ちが同じで、すごくすごく、AFTER5に登場していただきたいと願っています。
お願いします!!!(ここで言っても)
そんなAFTER5はこちらです。