みずたま色の空

こどもやごはんや日々のこと。

お菓子の家を作ってきた

先日、お菓子の家を作るというワークショップに参加してきた。
お菓子の家なんて、なんてメルヘン!!
お菓子の家なんて、なんて夢にあふれた家なの!!!
と喜び勇んで申し込んだ。
しかし
「ベースになるクッキーなどは用意しますから、飾り付けに使いたいものは各自で持ってきてください」
という条件を見てちょっと雲行きの怪しさを感じる。
普段からあまりお菓子を買わない私。買わないのに色々いただいていつも家にはお菓子がある。ここ1年位は子供も食べられるものということでおせんべいが多い。
自分で買うお菓子はほとんどがチョコかケーキ屋さんのケーキかミスドのドーナツとかで、スナック菓子やマシュマロやグミといったお菓子の家に似合いそうなものを買わないのだ。

しかし今回はお菓子の家づくり。夢あふれるお菓子の家を、ヘンゼルとグレーテルが心奪われたようなお菓子の家を作るのだ。

前日、娘と2人でスーパーに買い出しに行った。
飾りだから、カラフルなものがいいだろう。
たとえばほら、マーブルチョコとか、ジェリービーンズとか。

・・・駄目だ。
食べる気にならない物を買う気になれない。飾りとはいえ食べられるお菓子の家だ、食べるのだ結局。それなら食べたいもので作らないともったいない。

えーっと。。
結局、食べてもまあいいかなと思うお菓子&娘が食べてもまあいいかなと思えるお菓子に絞った結果、出来た家がこちら。


正面

裏側

夢のない家だ・・・。
ちなみに屋根はきらず揚げ。かわらっぽさを目指した。
外壁は豆乳スティック。
窓や玄関先の犬らしきものはビスケットの詰め合わせ。
ドアノブは麦チョコだ。麦チョコは娘が食べたら嫌がりそうな大人向けビター味にした。 家の周りにはあられの詰め合わせ。春をイメージした緑とピンクを中心に並べてみたよ。

予想通り作り始めてすぐに娘は食べる専門と化した。生まれて始めてお菓子食べ放題状態になった娘のテンションは高い。ビスケットの袋を抱えて食べていた。
決してそれを許す気はなかったのだけれど、何かを作ることに集中していると他への意識が薄れてしまう私なので無言でお菓子の家を作る。
使いたいパーツ(ビスケット)を紙皿に出して、他のものをくっつけた後に先ほど出したパーツを手に取ろうと見るともうない。隣にはニコニコ顔の娘。この繰り返しだった。

そうして出来上がったこの夢も何もないお菓子の家。
さあ完成だという時に、周りにいた男の子が言った。
「ねえお母さん!見てよ!本物の家みたいなのがあるよ。完璧な家が出来てるよ!」

ありがとう少年。
君の、グミがいっぱいマシュマロやクッキーいっぱいな家こそがお菓子の家だよ。夢があってワクワクする。その気持ち、大切にね。

 

帰宅して玄関ホールに飾ってみた。

紙皿が残念な感じだけど、結構かわいくてお気に入り。お菓子が湿気っちゃう前に食べてしまわないとね。