みずたま色の空

こどもやごはんや日々のこと。

1歳児とうなぎ

うなぎをいつから食べさせるかということについてネットで調べてみると1歳はまだ早いとかもうオッケーとか色々な見解が出てくる。
子育ての知識はネットで調べるとほとんどこんな感じで、結局どっちやねん!となりやすい。1歳までは何度このワナにはまったことか…。

それはともかくとして、全く予期しないタイミングで娘がうなぎデビューした。先週夫の実家に帰省したときのことだった。

うなぎを食べたいという夫の要望に応えて義母が予約してくれたのは高級うなぎ専門店だった。お品書きの値段が恐ろしい。そしてうなぎしかない。1歳児が食べるものはなく、うなぎを食べる以外の選択肢はなかった。
義母が白焼きを頼んでくれたので娘にはそれとご飯を与えたが、周りが食べているうな重が気になって仕方ない娘は「それちょうだい!」とばかりに人のお重に手を伸ばし、結局白焼きとかば焼きを半々で食べていた。
飲み物は肝吸いしかなく、これも少し飲んでいた。
ご飯、うなぎ、時々肝吸い。
子供が食べた分だけでも2000円はするのではという高級うなぎデビュー。
うなぎは確かにものすごく美味しくて衝撃を受けるほどだった。

うなぎを幼児に食べさせると眠れなくなるという情報がネットに載っていたのがちょっと気になっていたのだが、それ以外食べるものがなかったので娘はもりもりとうなぎを食べた。

そして夜、恐れていたことはおきた。

いつもなら21時には寝る娘が寝ない。
前日も寝たのは23時半すぎだった。義母と義姉が久しぶりに会った孫と遊びたかったのだろう。21時過ぎからクリスマスプレゼントが次々と出てきて興奮した娘は遊び続け、生まれて初めての夜更かしをした。
前日がとても遅かったので早く寝させてあげたいと思ったが、娘は眠くて目をこすったり耳を触ったりするものの眠れない様子だった。そのうち泣き始め、泣き方はどんどんエスカレート。泣き疲れて寝るかと思ったがその様子もなく泣き続ける。
そして娘は延々と泣き、やっと寝たのは深夜1時半だった。

うなぎとの相性は人によると思うが、我が家の娘にはまだ早かったようだ。
前日の夜更かしによる疲れや、慣れない環境での生活による興奮もあったとは思う。
しかし恐らくうなぎを食べたことも影響しているのだろうなと思った。
食べるにしても少量なら良かっただろうが、もりもり食べたので小食な大人くらいは食べたかもしれない。小骨が多いからどこかに引っかかっていたのかもしれない。
いずれにしても、娘に無理をさせてしまって私は反省するばかりだった。3時間以上泣き続けた娘を抱っこし続けながら、『本当にごめんね』と心の中で繰り返した。

もう当分娘にはうなぎは食べさせないつもりだ。
義理の実家では義母義姉が満足することを優先してきたのだが、自分も母であり、娘の体調管理をすることも大事なんだという当たり前のことを今回痛感した。その折り合いはまだまだ模索中だ。

それにしてもあのうなぎ、ものすごく美味しかった。