みずたま色の空

こどもやごはんや日々のこと。

服のセンスがおかしい

妊娠中はあまり気にしていなかったけど、出産後に気がついたことがある。
服のセンスがどうかしていた。

妊婦は体を冷やしちゃいけないということで、ヒートテックはじめ色々と暖かそうなものを買って着込んでいた。
その頃にあった従姉妹から
「あんた、その服のセンスでよく結婚出来たね」
と呆れられたことがあったのだけど自分ではピンとこなかった。
しかし今ならわかる。私自身も当時の自分に会ったら同じことを言うだろう。
その時の私の服装は、白黒の柄コート、グレーのチェックパンツ、緑のざっくりニットワンピ、インナーに派手な花柄のロンTだった…。
これ、文章で書くよりも実物のインパクトがすごい。例えるなら…中学校の頃美術で絵を描いた時の、色を混ぜまくった後のパレットのような、その絵筆を洗った水のような…。

妊婦中はこんな柄だらけのコーディネートをよくしていて、自分ではおかしいとは気がついていなかった。
産後1年が経つ頃に近藤麻理恵さんの本を読み「片付けは捨てるところから!」ということでクローゼットの洋服を全て出したとき、その異常さに気がついた。
なんか、柄が多い!
それも総柄、色使いも鮮やか、柄が細かくて目がシパシパしそうなものまである。
なぜかバッグまで何色も使われていてデザインも見た目重視使い勝手不明なものがある。
これを組み合わせて着ていたはずだったが、どう組み合わせるのか思いつかないものがたくさんあった。妊婦時代の自分がおかしかったことがやっとわかった瞬間でもあった。

それらの、何とどう合わせて着たらいいのか全く思いつかない柄服たちは掃除用の布に変わり、それ以外のもう着ることのない服たちとバッグは売って、クローゼットは半分くらい空いた。
元々原色の服も好きだし柄も好きだったけれど、おかしな存在感を出していた洋服はみんなさよならしてスッキリ。

これは私の経験だけど、妊婦時代は物を選ぶセンスや基準がおかしくなるんじゃないかと思っている。