みずたま色の空

こどもやごはんや日々のこと。

ママという括りが好きじゃない

娘には「おかあさん」と呼ばせている私です。
ママという言葉の方が子供は呼びやすいし、保育園の先生もみんなママって言うし、周りの子もみんなママって言ってるから、子供はそう呼びたい時があるらしい。最近特に「ママ〜」って言う。

だけど私はママっていう呼び方も、その後括りも好きじゃない。

子供を育てているのは母親だけじゃない。子供にとっての親は母親だけじゃない。産むことができるのは母親だけだけど、産まれた後は色々な人に関わって育っていくのが子供だと思う。
少なくとも日本では、一番濃密に子供と関わるのが母親のパターンが圧倒的に多いから、ママという括りで物事が語られたりグルーピングされたりしているのだと思う。実際私も娘に一番濃密に関わっている。

だけど私の家は離婚して母が出て行った家なので、「ママ=子育て」というイメージがない。父は私と弟を一生懸命育ててくれた。子供と一緒にいる時間を大切にする人だった。
世の中にママを支援しようとする動きは色々あるし、ママだけの集まりもたくさんある。
パパに対してはどうだろう?

外出先でオムツ替えシートがあるトイレを探すと、女子トイレにしかついていないこともよくある。
1人で子育てしているパパにとって子育てしにくい社会だろうと思う。

ママとかパパとか、女とか男ではなくて、1人の人として関わり支え合える社会だといい。ママだけで固まるのではなくて、パパだって大変な思いをしたり悩んだりしているのだ。むしろパパの方がそのことを人に話しづらい。

ママという括りのものを最近よく見るから、それに違和感があるよという話。
ママへ手を差し伸べようとする人が増えてきてすごくいいなぁと思う一方で、どうして対象がママだけなのだろうと思うから。ママだけ対象じゃないのかもしれないけど、ネーミングや内容を記したものから読み取れる「ママを応援!」という色は濃い。
せっかくの支援、せっかくの情報や機会、ママに限らずパパもじじばばもご近所さんもお友達も、みんな関わりやすくなっていくといい。

ま、この違和感を感じる根底には、女子の集まりが苦手という私の性質がありますな。