みずたま色の空

こどもやごはんや日々のこと。

賞与のこと

賞与と書いてボーナスと読む…訳ではないけれど、今月はボーナス支給月という会社は結構多いのではないかと思う。私の勤める会社もそうだ。
この賞与、どういう意味でもらうものだろうか。業績が良かったり安定していることを社員のおかげとしてお礼の意味で払うもの?お駄賃的な意味で社長が払うもの?これからも頑張ってくれという意味で会社が払うもの?

Wikipediaによると、

日本では古くは江戸時代に商人がお盆と年末に奉公人に配った「仕着」(夏は氷代、冬は餅代とも)が由来といわれている。賞与としての最古の記録は1876年(明治9年)の三菱商会の例である。

とのこと。
生活の為に特別支給されるものだったようだ。

「ボーナスありって求人に応募して入社してるんだからボーナスはあって当たり前」
という人の話を聞いた後に
「ボーナスありと求人票に書いてあったけれど8年働いて1度ももらったことがない」
という人の話を聞いた昨日。
ボーナスとは…と思わずにいられなかった。

ボーナスは会社によってあったりなかったりするし、ボーナスありでも支給月数に大きな幅がある。月給が安く設定されていて、ボーナスの支給月数が多いという企業もある。ある製造業では20代前半でボーナスが1回につき70〜100万位支給されると聞いた。その代わり月給は20万程度らしい。ボーナスは大盤振る舞いという例だ。


今勤めているのはある会社の本社で、同じフロアに社長がいる。この会社は半数以上が女性で、女性たちには独特のしきたりがある。
賞与が出ると、社長のところに行き、
「社長、賞与をいただきました。ありがとうございました」
とお礼を言うのだ。
初めて見た時はとても驚いた。これまで社長が同じフロアにいる会社に勤めたことがなくて賞与のお礼を言う姿を見たことがなかったし、部署ごとに女性が数名まとまって合唱のように同じ言葉を言ってみんなで深々と頭をさげる姿に違和感さえ感じた。
社長が一緒にいる職場ではこれが当たり前なのか私にはわからない。独特だなぁと思ってはいるけれど。


余談だけど、今の会社は飲み会の翌日も独特で、朝出勤したら
「おはようございます。昨日はお疲れ様でした」
とみんなに挨拶する。
社長など上の人には
「昨日はお疲れ様でした。ありがとうございました」
とか言う。
飲み会も仕事のうちだとは思うけれど、翌日お疲れ様でしたってみんなに向かって挨拶までしなくちゃいけないのは違和感を感じる。


もうすぐ賞与が出るから、またみんなで並んで深々と一礼して社長にお礼するんだなぁとぼんやり思っている。