読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

みずたま色の空

こどもやごはんや日々のこと。

育休中の過ごし方

生活のこと 子供を育てること

まずはじめに断っておくが、これは「育休中はこんな資格に挑戦しよう!」とか「仕事復帰前に身につけておきたい5つのこと」みたいなハウツーではないし、むしろその真逆をいくような内容だと思うので、自己啓発やハウツーを期待される方のご期待にはそえません。あしからず。

 

そう言いながらも先日の記事で食育アドバイザー資格に合格したことを書いた。勉強を始めたのは育休中だ。4ヶ月ほど勉強したらさくっと受験しようと思っていたのに実際に受験したのは昨年12月だった。のらりくらりと先延ばしにしてきたのだが、いい加減ちゃんとケリをつけたくて年末ギリギリに受験したのだった。

育休なんてとっくに終わっていて、仕事復帰してから3ヶ月が経つ頃だった。

 

そもそも私は育休中に勉強しようなんて全く思っていなかった。それが急に資格を調べることになったのは、同じく育休をとっていた同僚の存在があったからだ。

 

ある日、その同僚(しかも同い年でお互い第1子の出産後)と会ってランチをしていたとき、子育ての話をしている中で私が「初めて育児支援センターに託児した」という話をしたら、同僚はすでに生後半年頃から託児しているという。初耳でびっくりしていると、

「今FP3級の講座に通ってるの。市でやっていて託児付きだから」

というではないか。

その時の私の衝撃と言ったら!!!

頭をガーーーーーーンと殴られたような、胸の中をゴッソリえぐられたような衝撃だった。

 

あとから分かったのだがその同僚は勉強することが好きで資格は色々持っている人で、仕事もせず家にいるなら何かしたくてソワソワしちゃうタイプの人だった。

だけど当時はそれも知らなかったので、なんだか百万歩先を行かれたような、ただっ広いところにポツンと1人立たされたような気持ちになってしまって随分落ち込んだ。

今思うとこの落ち込みは育休中ならではの

「あれ?私社会から取り残されてない??」

という焦りからくるものだったのだと思う。

 

私は毎日子供の面倒をみていられることがとても幸せだったし、とても充実していたのに、それでもものすごく焦った。元々バリバリ働きたい人で子供がいる人生を思い描いたこともない人だったから、子供を産んでから自分の価値観や視点がガラッと変わったことに自分でもとても驚いていたところだった。

子育ては仕事と似ているところもあるし、全く違うところもある。一番違うのは「こんなに必要とされたことが未だかつてあっただろうか」という充実感。と共に襲ってくる「所詮私はおっぱいマシーンか・・・」という「必要なのは私じゃなくて食料なのだ」という思い込み・・・。

毎日がこんなシーソーのような気持ちの波の中にいた。

 

そこに同僚からの「社会的にも充実した育休の過ごし方情報」が飛び込んできたことで私のほんわかのほほん育休ライフに突然暗雲が立ち込めた。別に人は人、自分は自分なのに、普段は思いっきりそういう性格なのに、

「どうしよう!私毎日何してんだろ??おっぱいマシーンになって、おむつかえて、寝かしつけて、それ以外何してたっけ??え?それ以外に何かやる時間なんてあったっけ???し・・・しかく・・・私も何かやらなくちゃ・・・」

となっていたのが今となっては笑える。

同じ会社に復帰するのに片や「FP3級とってきましたー」で、こちとら「おっぱいマシーンやってきましたー」では復帰さえも恐ろしいとまで思ってしまった。思い込みって怖い。完全に産後のホルモンバランスが崩れている時の思考回路だ。

 

そんな焦りだけで日々が過ぎる中、先日書いた食育アドバイザーを知って受講するに至る。結果的にやってよかったからいいのだけど、育休中に何かしなくちゃいけないなんて思い込みは持たなくていいのだと当時の自分に言ってあげたい。

だから私、これから育休になる方とか、出産を機に退職される方とかに言いたい。

赤ちゃんが赤ちゃんでいてくれる時期なんて瞬きみたいに早いから、その時期はとにかく赤ちゃんを抱きしめて、いっぱいいっぱい見つめて触って、愛してあげてほしい。それが赤ちゃんにとっても、お母さんにとってもとても大事だと思うから。

資格だとか、勉強だとか、自分が本当に心からやりたくてやるならいいと思う。他にもやりたいことがあるならやるのがいい。やりたいことをやらずに我慢するよりやったほうがずっといい。

だけど、それが見栄とか焦りとか思い込みとか妄想からくる意欲ならやめておいていい。焦っている間赤ちゃんが蔑ろになるくらいなら、そんな焦りは1年後まで放置して最初の1年間は食べちゃいたいくらいの勢いでくっついていたらいいと思う。

だって、他の何からも得られないものがそこにあるんだもの。

生まれて来てくれただけで幸せな存在を抱きしめてキスすることは恥ずかしいことじゃない。何もしてないなんてことはない。その時にしか出来ないことを思いっきりやるという生き方も素敵だと思うのだ。

広告を非表示にする