みずたま色の空

こどもやごはんや日々のこと。

フクロウの声が聞こえる

今月のMステでやっていた、オザケンセカオワのコラボ曲「フクロウの声が聞こえる」。

これがすごくよくて、身の毛がよだつほどの衝撃で、最近ヘビロテしている。

 

 

ところでオザケンセカオワの…とか書いたけど、本当は略して表現するのはあまり好きじゃないから、小沢健二SEKAI NO OWARIのコラボレーション曲、といいたい。

 

 

この曲の良さを表現するのは難しい。自分の中で言語化出来ていないから。

言語化なんてしなくてもいいじゃないかと聞こえるから、アレコレ考えずにただ聞く。

それでいいし、そうしているとぐるぐると頭にも体にも何かが渦巻いていくのを感じられて心地よい。

 

 

久しぶりのブログ。

書くことはやっぱり続けていくことが大切だなと思って書いてみた。

書くことを止めていると、思考も止まる気がする。

書くことを止めて、思考が止まると、行動も止まって、息が止まる。

 

書くことは生きていることだった。私には。

 

きっと泳ぐことが生きていることな人もいるし、笑うことが生きていることな人もいる。批判することが生きていることな人もいて、涙を流すことが生きていることな人もいる。

 

私は書くことが生きていることだ。

 

おなかのなかでぐるぐる

最近は娘の寝かしつけのとき、ぎゅーって抱っこしながらアレコレ話しをする。 娘はとても饒舌になって、時系列めちゃくちゃ、現実か空想かわからない話をたくさん聞かせてくれる。

今日は突然

「ぐるぐるぐるんってしてたの、おかあさんのおなかのなかで」

と言った。赤ちゃんみたいに丸まってぐるぐるしてた様子を再現しながら、

「いっぱいぐるぐるしたんだよ」

と。

ああ、うん、知ってる知ってる。

破水から始まった切迫早産で入院中だったから、『そんなにぐるぐるしたらまた羊水出ちゃう』と心配する私をよそに、そりゃもう豪快にぐるぐるぐるぐる。

毎朝心拍確認があって、 「確か昨日はここら辺にいたんだけど…あれ?またいないな…こっちか?」 と助産師さんたちを惑わせて、ぐるぐる。

逆子がなおったと思ったらまたすぐ逆子になる…を繰り返して、いよいよあと数日で逆子がなおらなければ帝王切開予定しないと…というところで、やっとぐるぐる回るのやめたんだもの。 逆子をなおすために助産師さんが渾身のさらし巻きをしてくれたり、お医者さんが持ち運び型のエコーをベッドまで持ってきてくれて位置を確認したり、みんな君のぐるぐるを 「元気いっぱいだなぁ」 とニコニコしつつ心配してくれていた。

おなかの中で好き放題ぐるぐるしていた娘は、今隣で布団を蹴飛ばしぐるぐる回転して、枕に足を乗せて寝ている。

元気でいてくれて嬉しい。

最近朝方に夢をみるらしく、寝言で

「もうやだ!!おかあさんなんかきらいだもん!!!」

と言いながらバシバシ叩かれ、ガシガシ蹴られるのは本当に参るけれど。

プラケニルその後 副作用の話

SLEの治療薬プラケニルを、SLEと診断されてから10年経った今月半ばにスタートした。その後の話。

 

結論から言うと、もうやめました。

 

飲んだのはわずか5日間でした。

 

 

プラケニルを飲んでいた5日間、毎日体調が悪かった。 

腹痛、下痢、痛くはないけれど頭をギューッと締め付けられている感覚、ダルさ、頭の回転遅い感じ、吐き気まではいかない気持ち悪さ。朝8時前にプラケニルを飲んで、12時過ぎまで水分以外とれない感じ。お昼ご飯は13時ころからなら少な目に食べられた。 

それと、頭を中心にカーーーっと体が暑くなり、しばらくするとスーーーっと引いていく感覚。それを繰り返す。血圧が上がったり下がったりしているのかなと思ったけれど不明。5日目の午後に病院ではかった血圧はいつもより高かったが、主治医は

「まぁ体調が悪いんでしょうね」

と言うに留まりよくわからなかった。

 

右手の手首から先に違和感があって、微妙に指を動かし辛くなったりも。両手をグーパーグーパーして左右の違いを何度も確認し、右手の動かし辛さを感じてはさすってみたりもんでみたりした。

 

 

とにかくそんな状態で午前中は仕事に来ていてもモクモクとデータ編集するくらいしか出来ず、やっと調子が良くなってきたと思ったらもう14時という日々だった。

 仕事に支障が出るレベルに体調が悪かったため上司に話したら「早く病院行ったほうがいいぞ」とのことで、病院へ行ったのが5日目。

 

 

診察室にはいつもより妙に笑顔な先生がいて、薬を飲み始めてから調子悪いと受付ですでに話していた私は、

「薬を飲み始めてから毎日腹痛と下痢が…」

と話している途中で先生から、

「やめましょう。もう薬はやめましょう。飲むと緊張しちゃうんだろうから。残念ですけど」

と言われたのだった。

アッサリとやめることに拍子抜けしつつ、あんなに検査して話し合って飲み始めたのにもうやめるのかとガッカリしつつ、まだ体調不良の一部しか話していないのに「やめましょう」の一言で話が終わりになることに納得出来なかった。

「頭も痛いというか締め付けられている感覚があるんです」

「頭痛は副作用で出ることもあるんだけど、最初のうちだけは。とにかくもうやめましょう。合わないんでしょう。薬を始めることを不安がっていたし、やめましょう」

そう言う先生のニュアンスは、薬を飲むことで緊張した私が体調不良を起こしているという判断の様子で、合う合わないよりも精神的にお腹を壊しているからそんなに不安ならやめましょうと言われているのだと思った。

 

何を話しても「やめましょう」で話が終わってしまうのでとにかくもうやめることになった。

副作用だと私は思ったけれど、先生はそう思わなかったようだった。

 

結局やめたら体調不良は改善した。

たまに腹痛はあるけれど連日悩まされたレベルではないし、頭の締付け感はなくなったし、右手の感覚も戻った。

副作用じゃなく精神的なものなら、病は気からとは本当だ。

 

 

プラケニルは目に重大な副作用を起こしてしまう可能性があるので、近視が強く『目が悪い』意識の強い私にはかなり怖い薬だった。

実際眼科医からも薬剤師からも「目の異変には気をつけて」と副作用についてのみハッキリ伝えられた。薬が何に効くかではなくて、副作用についての説明のみなのだから不安になるというもの。

 

主治医からは、

「皮膚症状によく効く。関節炎にも効く」

と説明を受けた。

 

一方私の状況で言えば、ほぼ毎日ある症状は内出血であちこちに小さいものから大きなものまで青アザを作っている。ぶつけたわけではないが、勝手に内出血してしまうのでアザが知らないうちに出来ている。今だと右足のふくらはぎにちょっとひどい内出血があって、出来てからもう1週間以上経つがまだ出血中だ。赤黒いアザの中央を見ると、鮮血の赤が滲んているのが見える。勝手に出来てしまう内出血はぶつけたように見える青アザがほとんどだが、時折こういう『今まさに出血してます!』な赤黒いアザが出来る。

そしてプラケニルにはこの内出血に効くわけではないらしい。

というよりも、直接的に効くものはなくて、SLEの活動を抑えられれば間接的に効くのかもしれない。そういう意味ではプラケニルも効くのかもしれないが不明だ。

 

私自身は年に数回皮膚の症状が出ることがある程度で、一時的に困るが治まれば問題ない。それよりも関節痛の方が頻度は多いのでそちらに期待したが、我慢できる範囲なので日常生活は過ごせる。

プラケニルは今はまだ必要ないのでは?という私の気持ち、目の副作用の方が怖いという気持ち、それを考えるとやめることになって良かったのかもなと思う。

またいつか、皮膚や関節痛で日常生活に支障が出るほどになったら再チャレンジだなと自分では思う。

 

プラケニルの副作用が心配な人は多いと思うけれど、飲んでみた実体験として記録しておく。誰かの参考になれば。