みずたま色の空

こどもやごはんや日々のこと。

毛糸を触りたい季節

寒い。

秋はどこに行ったんだ。

今年もこの季節が来たな…と、毛糸販売サイトを夜な夜な見ながら思う。

毛糸を触りたい季節がきた。

寒くなると編み物をしたくなる。

本当なら寒い季節に向けて暑い季節から編むべきなのだろうけれど、いつも冬に始めて、編み終わらないうちに春が来てしまい、編み物熱が冷める。そうやって編み途中のものがいくつか引き出しに眠っており、それが何を編みたかったのかも思い出すのが難しい。

それでもまた毛糸を仕入れようとネット検索してしまう。引き出しには手付かずの毛糸がゴロゴロ転がっているのに。

今手持ちの毛糸の多くは綿100%素材なので、冬用のものを編む材料にならない。これは子供服や、子供とお揃いの自分の服を編もうと思って買ってあるが……仕事復帰してから全く手をつけられずに眠っている。

これから編むならやはり毛糸素材が欲しい。娘も2歳半を過ぎ、肌が強くなって来ているから毛糸素材も大丈夫そうな気がするから。今までは肌への刺激を考えて綿素材の糸を用意していたけれど。


編む時間がほぼ無いのに編み物熱がまた高まっているのは寒くなったからだけでは無い。

娘が、私の編んだものを喜んで身につけてくれるからだ。


切迫早産入院中に編んだ綿のブランケット(おくるみにしては小さく、ブランケットというにもまた小さいが)は毎日娘がかけて寝ている。

同じく入院中に編んだポンチョとチュニックも現役で着てくれる。ポンチョはアナと雪の女王のアナみたいだと思っているらしく、ご機嫌で羽織ってくれる。

お宮参り用に編んだ帽子とカーディガンとオーバースカートと靴のセット。もう小さいけれど、先日娘が引き出しから引っ張り出して来て「これきる!」と言うのでカーディガンとオーバースカートだけ着せてみた。パツパツだけど一応着られる。編み物は編み地が伸びるから、少し大きめに作っておけば数年着られる。

オーバースカートが上すぎて腹巻状態だけど…。


編み物はとにかく時間がかかって根気が必要だけれど、手の中から編み地が産まれていく様が気持ちいい。

今年は初めて、ベビーアルパカの毛糸を買ってみようかなと計画中。軽いのにウールの8倍暖かいらしい。楽しみだ。