行かれないね と言う娘と元図書委員長の私
娘は雨が降っているのを見ると、
「あめふってるから ほーくえん いかれないねぇ。よーちえんも いかれないねぇ。おやすみだねぇ」
と言う。
ほんと、お休みだったらいいのにねぇ。仕事も雨だから行けないってなったらいいのにねぇ。
それはさておき、娘のこの
「行けない」
を
「行かれない」
という言い方を聞いた夫が、
「行かれないって方言でしょ」笑
そう言って笑っていた。
いやいや、ちょっと待って。
行かれないは正しい言葉だよ。文法的には本来は行かれないが正しくて、現在使われている行けないの方が勢力大きくて「行けない」が主流になってるだけだから。
ほら、こんな丁寧な解説もある。
娘が「行かれない」という話し方をしているのは保育園で先生がそう話すからかもしれないし、私がそう言ってるのかもしれない。
「食べれない」は「食べられない」と言うし、私。そういえば娘も。
言葉は人の印象につながる大切なものだから、娘には正しいとはいわなくてもきれいな言葉を使って欲しいなとは思う。
舟を編むという映画を見て、言葉は生き物で時代の中で変化するものだと知った。
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それと、TEDで辞書編集者の方のプレゼンを見て、言葉は変化して良いのだと感じた。この方の言葉への愛は深い。
私の言葉へのこだわりは、多分図書委員長だったことや、図書館に入り浸っている子供だった過去からくるもの。
こだわりも変化してよい。
言葉を大切に使っていきたい。