忍耐力の話
性格適性検査を受ける機会があったので意気揚々と受験して来た。私は性格適性検査とか、診断ものが大好きだ。
今回受けたのは入社試験などで一般的に使われているものだった。この結果で何か決められるわけでもないお気軽受験な私は小細工せず、今の自分の気持ちで受験。
結果、
積極性や組織適応力はA判定(高い)、達成意欲B判定なのに対し、
忍耐力はD(低い)
だった。
ちなみに職務適性は営業接客が1番。
ほぼ同じくらいの適性があるのは企画職。
研究開発職も割と適性があるらしい。
適性が低かったのは技術と情報処理。
え、それ、忍耐力ないからですよね?
コツコツやるの向いてないってやつですよね?
さて、忍耐力とは何か。
今回の適性検査の中には、
- 一度はじめたことはどんなことがあってもやり遂げる
- 熱しやすく冷めやすい
- 飽きっぽいほうだ
- はじめたことは続けることが大事だ
というような質問が繰り返し出てくる。
熱しやすく冷めやすいし、飽きっぽいのでここはYES。
YESにしたら結果が良くないとわかってるけどYES。だってそういうタイプだから家には工作系の材料がたくさん眠ってるのだ。手をつけてはやめるから。
それはいいとして、問題は、
はじめたことはやり遂げる
系の質問である。
はじめたことをやり遂げることってそんなに大事なのか?
途中で他の道を検討して変えたり、うまくいかないことに気がついてやめたりする、判断力はいらないの?
ちなみに私はそれらの質問にはNOと答えた。NOにしたら結果が良くないとわかってるけどNOはNO。
だって私、やめるもの。
あれ?これなんか違うわ。って気がついたら、速攻違うやり方や道を探すもの。
同じところに留まることに価値を見出さない人だから「どんなことがあってもやり遂げる」なんて考えたこともない。
どんなことってどんなことだろう?
例えばはじめたことが仕事だとして。
体を壊して入院しても続けるのか、精神疾患になったりして日常生活が壊れていくことがわかっても続けるのか。
家庭を顧みず離婚になっても続けるのか。
このままでは自分は死ぬなと思っても続けるのか。
私なら続けない。
他を考える。
忍耐力ってなんだろう。
他の道を見つける人は忍耐力のない人なのかしら。
それなら私、忍耐力のない人でよいわ、と思った適性検査の結果だった。