みずたま色の空

こどもやごはんや日々のこと。

夢の生暖かさ

最近体調が悪いせいか夢見も悪い。今朝も相当後味の悪い夢だった。
私の夢は現実とほぼ同じ。色も温度も匂いも味も感じるし音もある。
夢はだいたいいつも幾つかのストーリーで構成されている。今朝の夢は3部構成だったと思う。

第1部

場所はどこかの寮で、私はそこに住んでいた。もちろん独身子なし設定で。まだ学生のような雰囲気だった。
寮のみんなで日帰り研修旅行のようなものに出掛けるとかなんとかやっていて、ある男子が
「2人でドライブ行こうよ」
と抜け出すことを提案してくれるのだけど、その男子のことは気になりつつ、それよりも相当運転は荒らそうな印象で丁重にお断りする…ところで画面が変わる。

第2部

体育館のようなだだっ広い部屋で仕事をしている。周りにいるのは今の会社のメンバーだ。
私の席の後ろには冷蔵庫があり、そこから少し離れたところに気になるものがある。豚バラ薄切り肉の300g位のパックが8つと、ブロックベーコンなどの肉類だ。それが、誰かが買ってきてから冷蔵庫に入れられずに1日以上放置されている様子だった。
冷蔵庫に入れなくちゃと思いつつ仕事をして、帰る時間になったので、やっぱり気になるからと冷蔵庫に入れた。もうかなり放置されてるようだったから手遅れかもとは思いつつ。
すると隣の席の女性の先輩が、
「ちょっと、何やってんのよ!勝手なことしないでよ!全部冷蔵庫から出して!」
と言う。え?わかってて放置してたの?というかその先輩が放置してる肉だったの?と思いつつ冷蔵庫から出すと、
「あーもうイライラする!もう我慢出来ないから言わせてもらうけど、あんたって何にも役に立ってない。仕事はタラタラと遅いし、何やってんのかわかんないし、いい加減にしてよ。勤務表も見させてもらったけどさ、トイレとかで離席してんのも全部書けよ!離席がなげーんだよ!」
と言われる。近くの席のもう1人の女性が応戦して、そうだそうだと乗ってきた。
職場に響き渡る大声で罵倒されて、生肉放置の方がよっぽど意味不明だと思いながら聞いていると、周りの男性陣が口を開いた。
「ちょっといい加減にしないか。訳のわからないことを言いすぎだ」
「気にしなくていいから。そんなことはないから」
そう声を掛けてもらって、怒り心頭の女性達に「また明日からもよろしくお願いします」とか頭を下げて帰ろうとした時、上司の姿が見えたので声を掛けた。
「部長、明日の朝ご相談したいことがあるのですが…」
部長は、
「彼女達の言うとおりだから。彼女達の言葉が正しいよ」
すっかり丸め込まれた顔でそう言った。

第3部

大きな浴室でお風呂に入っている。どうやら最初の寮に戻ったようだ。
浴槽はとても大きく深い。お風呂なのに私は湯船に浸からず、浴槽のヘリに腰掛けてお湯の中を見ながら手でお湯をパシャパシャしている。
お風呂に入らないのは訳があって、中にはたくさんの大小様々な魚と、貝と、甲殻類がいるのだった。
お湯なのに彼らは大丈夫かしら?と思いながら見ている。お湯はぬるめで生き物の生っぽい匂いがしている。
さんまやアジが泳ぐ下にタカアシガニがいた。


これで夢終了。
目が覚めて思ったのは、あの海のようなお風呂は前にも夢に出てきたなということと、最近仕事の段取り組み直してるからちゃんと出来ていないと自分で思ってるんだろうなということ。あと多分、豚バラなどの要冷蔵肉類は、やらなきゃいけないと思いつつ宙ぶらりんになっている仕事のことかな…と思った。
お風呂の水槽は何度か見ている気がする。生暖かさが残る夢だ。