みずたま色の空

こどもやごはんや日々のこと。

寝かしつけの魔力

毎晩毎晩思うこと。
今夜こそあれをやろう。
そうだ、これも片付けちゃいたい。
いけない、あれやらないと間に合わないんじゃない?
洗濯もしたいし、夕食の片付け残ってるし、明日の保育園準備もある。
あの人とあの人からメール来ているのに返事しなくちゃ。


毎晩そう思いながら、娘を寝かしつける。
後で干すために洗濯機を回し、キッチンには洗い物をシンクに溜め込んで、ひとまず娘を寝かしつけて自由になってからアレコレやろうと思う。

お布団に娘を連れて行き、ゴロンと横にさせ、
「さあ寝ようね〜おやすみ〜」
と言ってみるが、必ず
「おかーさんも!おかーさんも!いっしょ!ねんねするの!」
と、私の枕をバシバシ叩きながら言われる。これに応じないと泣き始めて不機嫌マックスになり寝てくれないので、仕方なく私も横になる。
「だっこ!だっこ!」
と言いながら勝手に私の腕を掴んで抱っこスタイルにさせ、うまい具合に腕の中に滑り込んで私に抱きついてくる。その姿勢でなぜか私のことをトントンして寝かしつけようとするので、まずここで私が本気で寝そうになる。
一年中発熱体である体温の高い子供を抱っこしていると猛烈に眠い。それがべったりくっついてきて、やさしくトントンされるので眠さは最高潮!
しかしそこでウトウトすると、すかさず腕や顔を叩かれて
「おきて!おかーさんおきて!」
と起こされる。
そこからしばらく娘のマシンガントークに付き合わされ、「そうなの〜」「うんうん」と適当な相槌を打っている間にまた眠気に襲われる。
そのうちに娘もしゃべらなくなり、腕の中でモゾモゾして寝やすい角度を見つけたら、スウスウ寝息を立て始める。
薄っすら残った意識でそれを確認すると、私も深い眠りに落ちてしまう。

ハッと気がついて目がさめるのは大抵午前2時。
歯磨きもしてないし、コンタクトもつけたままで目がカピカピ。ここでぱっちり目を覚ましてしまうと今度は眠れなくなるので、出来るだけ半目で歯磨きをしてトイレに行ってコンタクトを外す。
布団に戻ると娘が布団の上を縦横無尽に転がっているので元の位置に戻し、無駄だとわかっているけれどお腹に布団を掛け、私もその横に寝る。すぐに娘が布団を蹴飛ばして私にしがみついてきて、私もまた眠気に包まれて寝る。

次は本気でハッ!!!と目を覚ます。

朝だ!朝になってる!
なぜだ?なぜ朝なんだ?
寝たのか!私また寝たのか!またやってしまった〜〜〜〜〜〜。

これが私の日常だ。

飛び起きて、洗濯機に入れっぱなしになった洗濯物を干し、食器を洗い、ついでに自分の顔を洗ってコンタクトを付ける。
朝ごはんの用意をしながら娘の着替えを出し、ついでに自分の着替えもして、娘を起こす。
娘を着替えさせて、ついでに自分の化粧もして、ご飯を娘に食べさせるついでに自分も食べる。

毎晩すべての計画を無にする寝かしつけの魔力に屈して、朝はこんな風に過ぎる。
抗えないとわかっているのに無謀な計画をしてしまう自分に心底がっかりしながら目がさめるあの無念さ。

寝かしつけの魔力はいつまで続くのか。
そして多分今日も私は魔力に負けて眠りに着く。

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