好きな映画に見る自分の願望
今これを、好きな映画に使われていた音楽を聴きながら書いている。通勤電車の中で。iPhoneで。
この映画また観たいなぁと思いながら音楽を聴いているのは、「プラダを着た悪魔」だ。
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主人公がガムシャラに働いて、生活の全てが仕事に染まって、それでもその仕事を辞められないほどにハマってるというストーリーが大好きだ。最後の選択もかっこよくて、仕事にハマった人だから出来る選択だなと感じて気持ちよくため息をつけた。
ガムシャラに仕事に染まりながら本人がどんどん綺麗になって可愛くおしゃれになり、ものすごく仕事が出来るのにチャーミングなところも大好きだ。
同じ感覚でまた観たいなぁと思っているのは、ドラマから映画まで全部好きな「セックス・アンド・ザ・シティ」。
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セックス・アンド・ザ・シティ 2 [ザ・ムービー](字幕版)
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キャリーがエッセイストとして成功していて、それは私のなりたかった姿そのものだった。
エッセイストだから架空の物語を書くわけではないので、自分のことや周りのことを歯に衣着せぬ物言いで書いている。当然世間に自分のことはダダ漏れ。プライベートも何もない生活で、成功するということはこういうことかと思いながら観ていた。
ものすごい覚悟が必要で、街を歩く時も見られていることを意識していて、自分の人生を自分で彩り飾りながら生きている姿がたまらなく好きだ。
大きな花がついた服を着て歩く姿、本当にかっこいい。
ここまでのところを見ると、どうやら私はファッショナブルなバリバリのキャリアウーマンに憧れる傾向があるようだ。
一方で、こんな映画も大好きだ。
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北欧人気を一気に高めた「かもめ食堂」。
日常を淡々と描きながら、人の心境の変化や、食堂の変化を描いている。ご飯がとにかく全部美味しそう。
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これも小林聡美さんが主演の映画「プール」。ゆるりと時間が流れる映画で寝てしまいそうになるけれど、ポイントポイントに大事なメッセージがあってハッとする。
この映画の音楽が大好きで休みの日にはよく聞く。バナナを揚げたおやつが猛烈に美味しそうで自分でも真似して何度も作った。
こちらの映画の傾向だと、一見「ゆるりとのんびりして暮らしたい」という様子が伺えて実際それはかなり思っているところでもあるのだけれど、それだけじゃないというのもまたポイント。
どちらの映画も、日本人が日本を離れて未知の国で商売を始めるという、やってることはかなりハードなことだった。しかもどちらの主人公も、身1つで他国に行ってしまったようなタイプで、ゆるりとしている時間の中には「自分は自分。やろうと思うことをやるだけ」という強い意志がある。
ゆるりと暮らすのは心の芯までゆるゆるしているわけじゃないんだ。
かもめ食堂の主人公サチエが、自宅で太極拳の動きをやっていたのも、その象徴かもしれない。
他にも好きな映画はあるけれど、あげた4つをまとめて見えてくるのは、自分の意思と生活がリンクしている女性の姿。私が目指し続けている姿なのだろう。