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みずたま色の空

こどもやごはんや日々のこと。

傷つけるのは簡単 傷つくのも簡単

つらつらと書くもの

仕事で色々な人の話を聞くことがあるけれど、誰かの言葉で傷つき、自分は思っていたよりダメだったんだ…となっている人に会うことがある。
就職活動の中では割とよくある話だと思うが、人格否定されたと感じて落ち込む人を何人も見た。面接で否定されたとか、アレコレ言われ放題だったとか。

その面接官が傷つける目的で言ってることもあるだろうし、そんなつもりはなかったということもあるだろう。人は簡単に人を傷つけてしまつし、簡単に傷ついてしまう。
傷ついたところから立ち直るのは簡単じゃないから厄介なのだけど。

今日ふと仕事中に、以前自分も随分勝手なことを言われたなぁと思い出した。
有名な転職支援サイトに登録して職探しをしていた時で、コンサルタントと電話相談出来るというので利用した時だ。

電話の向こうにいたのは30代後半から40代かな?という雰囲気の女性。ハキハキと、はっきりものをいうタイプ。私は自分の経歴が内勤の仕事だったし、誇りを持って営業事務や業務改善に取り組んでいたから同じような仕事を探していたのだけれど、その女性はこう切り出した。
「営業をやる気はないんですか?」

自分の経歴とは違う切り口でビックリしつつも、
「営業はやる気ありません」
と答えると、
「営業をやらないなんて話になりませんね。企業というのは営業が全てです。営業をやる気がないのに転職しようなんて甘すぎます」
とまくし立てた。
ずっと営業部門で働いていたから営業の大変さも重要さもある程度は知っていたけれど、「営業は企業の全て」という彼女の言い分には引っかかり反論した。企業とは、総務人事や営業事務や受発注部署や製造や、様々な職種が集まって成立するもので営業だけではない。私は営業は望まないが、内勤の仕事は企業の大事な部署だと考えていると。
彼女は呆れ返ったという口調で、
「営業が全てです。営業がいなければ企業は終わり。営業のおかげで会社は成立するのです。営業のおかげで他の人はご飯を食べられる、おまけなんですよ。あなたが今までやってきた仕事は、全て営業の為にあり、営業のおかげで出来たことです。そんなこともわからずに転職しようなんておこがましい」
と言った。
この人に何を話してもダメだな…と思ったし、相手も私と話すことは何もない様子だったので電話を切り、後には静かな部屋と私だけが残った。なんて理不尽な話だ…と思って私は傷つかなかったけれど、あんな人がコンサルタントをやっている以上、営業希望者以外はみんな滅多斬りにされて中には傷つく人もいるだろうな…と思った。
それは悔しかった。
営業至上主義の彼女は営業ではなさそうだったけど、今はどうしてるのか。あまりの営業推しに私は笑えてきたことを覚えている。

就職活動の中では、こうしたことが起きがちだ。起きるものだと思っていた方がいい。バッサバッサと人を斬ることが自分の役割だと思っている人もいるから。
だから就職活動している人は、相手の中に答えを探すのではなく、自分の中に常に答えを持つといい。相手がバッサバッサやり始めたら、
「わぁ。なんかはじまったぞ」
と思って聞くだけで、自分の中に取り込まなくてもいい。

取り込んでおくと、こんな風にネタにはなるんだけどね。

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