みずたま色の空

こどもやごはんや日々のこと。

女友達と過ごす夜

先日、久しぶりに、実に久しぶりに女友達と集まって夕食を食べた。
以前書いた大人になってから出来た友達グループで女6人。年齢は上から下まで6学年離れているけれど、大人になってから出会っているからそんなの関係ない。毎年誕生日プレゼントを贈り合う大事な友達だ。
みんなそれぞれ働いていて忙しいし、1人は今年遠くに引っ越したのでなかなか会える機会はない。全員が揃ったのはいつ以来なのか…1年以上前のような気がするけれど定かではない。
だけど、そんなの関係ないの。みんなが集まればいつも通り。天然ボケな2人を中心にみんなのツッコミ合いになる、いつも通りの展開なのだ。

集まったお店は昨年出来たイタリアンレストランで、なんだかジャラジャラギラギラした派手な内装にテンションが上がる。子供を連れてはなかなか入らないお店のタイプ。金と銀のカーテンで隣の席と区切られている。そんなカーテンが下がった店に入ることなんて今の日常にはない。ちなみに職場の飲み会でもこんなオシャレなお店に来ることはない。そもそも飲み会には参加していない、保育園のお迎えがあるしね。

今回も天然ボケな友達が最高に面白い話をしてくれて(もちろん本人はそんな面白いことを言っているつもりはない)、お腹を抱えて笑った。顎が外れそうなくらい笑った。一晩中でもこのメンバーで話せる。笑える。最高の時間だ。

久しぶりだったけれど私がいられたのは1時間半ちょっと。全員が揃ってから30分くらい。すごくすごく楽しくて離れがたかったけれど、家で待っている娘のことも気掛かりで足早に帰った。

帰りの電車でふと気がついた。
あれ?私、お腹抱えるほど笑ったのはいつ以来だっけ?
あの、友達のボケにお腹がよじれるほど笑ったのはいつ以来だったか?


たぶん、出産してから初めてだった。
びっくりしたけど、本当にそう。


子供といる毎日は楽しいし、それこそ予期せぬ子供の一挙手一投足に大笑いしてると思う。
友達と会って笑うことだってある。
決して笑顔のない日々を過ごしていたわけじゃない。

だけど、あの女友達と大笑いする感覚は日常になかった。パーッと花火が開くようなみんなの爆笑の中で自分も全開で笑っているなんて久しぶりだった。
結婚も出産もする前の感覚。
私が私だけだった時の友達だからなのか。

すごく嬉しかった。
同時にその感覚がすっぽりと自分の生活から抜けていたことに気がつかなかったことに驚いた。
みんなの存在の大切さを改めて感じた夜。
みんなの存在に感謝している。